死ぬほどの恋

こんにちは。

久しぶりに高熱を出した七星です。

 

体温は38〜39度前後で一定だというのにというのに体感温度は0〜35度を行ったり来たりしてるような不思議な状態が続いています。

寝ながら真夏と真冬を交互に体感できるなんて滅多にない機会ですね。

そんな私がなぜこうして文字を書き起こしているかというと、黙って布団に入っているとロクなことを考えないからです。 いらんことを思い出し、無駄な想像力が働きます。想像とは時に事実以上にリアリティのある世界を作り出すものです。

 

そんな七星、20歳の誕生日に友人に「20代のうちにしておきたい17のこと〈恋愛編〉」(本田健, だいわ文庫)をプレゼントされました。その中に、「死ぬほどの恋をしろ」という一節があります。

 

そして私はその1年、予期せずして死ぬほどの恋をしました。”死ぬほどの恋”には人それぞれさまざまな意味があるかと思いますが、私の場合はまさに”この想いのために死ねるほど”でした。

 

当時の私の恋愛はといえば、さまざまなことが複雑に絡み合い、私たちはその時一緒に生きていくという選択肢を持つことができませんでした。 そんな時、私が言われたこと。

 

「来世で会おう。...その時こそ2人で月を眺めて...(割愛)」

 

「くっせ!」「キザか!」

という感想は飲み込んでください。

なお、それにより喉が詰まる等体調に不調をきたしても一切責任を負いかねます。

 

ふとした時に生きたまま死んでいるような、抜け殻のような状態になり、その言葉を思い出すと本当に命を絶ってもいいと思うほどでした。

 

たとえ何十年も1人彷徨うことになろうとも、彼(と呼ぶことにします)を待つことが許されるなら現世への未練など忘れてしまうほど、つまり、”彼と約束した来世へ行くためなら今死んでも構わないと思えるほどの恋”でした。

 

今思えば 「よくもそんなこと言ってくれたわ」 という気がしないでもないですが、ほんの少し死後の世界が楽しみではありますね。

 

「死ぬほどの恋をしろ」と言われても、しようと思ってできるものではない中、私は運良く(悪く?)”死ぬほどの恋”を経験できました。

この点において私は彼に深く感謝し、彼を一生忘れないでしょう。

 

 

それが愛であったかはまた別のお話。

 

 

死にそうにフラフラする頭で、書いては消し、書いては消しを繰り返しながら最長に時間をかけ、なんとか書ききることができました。

(音フェチの記事は書き溜めておいたものなので)

皆さんも風邪に気を付けてください。

そして”死ぬほどの恋”をしてみたい人がぜひ経験できますように。

 

七星。